どうしても先輩とセックスして、過去を忘れたいんです・・

僕が初めてHをしたのは中学三年生の夏、とても暑い日でした。

その日は学校の終業式で、僕は遅刻をしていました。

僕は急いで遅刻届を書いて、教室で上履きに履き替え、鞄を置いて急ぎました。

学校の建物の構造上、ホールに後ろから入るにはその下にある剣道場を通らなければいけません。

陽を浴びて熱を持ったアルミサッシのドアを開け、剣道場に入ったその時、僕は誰かとぶつかりました。

春の様に優しく、爽やかな香りが、夏なのに漂ってきました。

どうやら、背丈の小さい女子とぶつかったようで、僕が受け止める感じになったようです。



「大丈夫?」と僕は声をかけました。黒いロングの女子は僕から目を背けて小さく「すみません」と言いました。

顔は髪の毛で良く見えませんでしたが、小学生と言っても疑えない身体をしていました。それから彼女は剣道場の隅に置かれた青い平均台に座り、大きく溜息をつきました。

お人好しなのか、急いでいたにもかかわらず、僕は彼女に「どうしたの?何だか辛そうだけど」と声をかけました。

「平気です。それより、終業式に出なくていいんですか?」と返されました。もっともです。しかし、何だか彼女が気になりました。

「いいのいいの、どうせ大したことはやってないんだから。それより、僕でよかったら話を聞くよ」と言い、僕は彼女の横に座りました。

僕は、彼女の華奢な身体を隣に感じました。名前を聞くと、彼女は「ちあき」と答えました。始終そんな感じで、短い返答から彼女のことを色々知りました。

彼女は僕の1つ下の学年の女子で、僕の近所に住んでいるようでした。

彼女は、いじめがきっかけで学校を長期に休んでいましたが、せめて終業式だけは出ようと思い、勇気を出して学校に来たようです。

しかし、教室にも入れず、ホールに入れぬまま式が始まって、どうしようもなくなっていたみたいです。

僕はいじめの内容に触れようとはせずに、そこで話を区切りました。

僕も一年前、彼女の学年の時にいじめを受けていたので、語る辛さは知っています。

僕の通っている学校は二つの顔を持っています。一つは超進学校、もう一つはいじめの巣窟です。

いじめ問題が起きる度に学校は「いじめは無い」と宣言していますが、知る限りの被害者が二人も居ることを考えると、隠蔽としか思えません。

「まあそう気張らずに。今日はちょっと勇気が足りなかっただけだよ」等、僕は彼女を励ましました。その甲斐もあってか、彼女の雰囲気が良くなりました。

「そうですね、きっとそうですよね」

そう言った時、僕は初めて彼女の顔を見ることができました。そこには、昔どこかで会ったような、懐かしい顔がありました。

僕は思い出せませんでした。それからもう暫く話し合った後、「元気になって良かった。それじゃあ、僕は式に出るから」と言って、剣道場を抜けようとしたその時、彼女が「待って」と言いました。

聞くと、いじめの事を話せたのが僕が初めてで、とても気分が落ち着いたので、もう少し話さないか、とのことでした。

僕は二つ返事でOKしました。

それから二人で、色々な事を話しました。先程と違って、一度に喋る言葉の数も増えていきました。

お互いの好みや特技、成績、交友関係、七不思議等、まるで恋人の様に話し合いました。

気が付くともう式は終わっており、終業のチャイムが鳴って、僕達は二人で取り残されているようになりました。

僕は特に予定がありませんでしたが、お昼時というのもあって一旦剣道場を出ようとしました。

すると彼女が突然「あの……、先輩、突然で何ですが、その、私とセ、セックスしてくれませんか」と言ってきました。

彼女は恥じらいを顔に浮かべ、その頬はまるでりんごの様でした。

そして僕は、純粋そうな彼女の口から出たその言葉に一瞬たじろぎました。

「どうして?」と理由を訊くと、彼女は僕に正面で抱きつき、大きな声で泣き始めました。

その悲しい声は剣道場いっぱいに響きました。

「私、どうしても先輩とセックスして、過去を忘れたいんです」

彼女は堰を切ったように衝撃的な事を話し始めました。

実は彼女の受けたいじめは性的なもので、この剣道場で輪姦されたそうです。

処女を失ったのはなんと竹刀だそうです。

それから男性不信になり、二度と口を聞くこともできないと考えるようになったみたいです。しかし、どうも僕は違ったみたいでした。今のところ唯一心を開ける僕と愛のあるセックスをして恐怖を消し去りたいみたいでした。

事情を聞いた僕はまたも二つ返事でOKしましたが、お互いに一度昼飯を食べて、それからまたここで会う約束を立てました。

自分が童貞であることも忘れて、年上らしく答えました。

コンビニで弁当のついでに買ったコンドームをポケットに、剣道場に戻りました。彼女はまた青い平均台に腰を下ろし、折れそうな膝を曲げていました。

「それじゃあ、どこでする?」と訊くと、彼女はマットの積み上がった部屋を指差しました。

「ここで?」と驚きながら聞くと、彼女はこくりと頷きました。

僕は彼女の手を取り、部屋の方に向かいました。彼女の手は携帯電話のように小さく、うっすらと汗をかいていました。

部屋の中はうっすらと塵が漂い、ほんのりカビのにおいがしました。

扉を閉める時、低いゆっくりとしたかなきり音が蝶番からし、そこから自分の心配が心の中で増幅していきました。本当に僕でいいのだろうか、否そもそも僕はできるのだろうか、お互い初めての様な状況で上手く彼女を愛せるだろうか、そもそも本当に彼女を愛しているのだろうか、と。

「私は、先輩が好きです。勢いの感情じゃないです。本当です。たとえ上手くなくても構わないです、私を愛してください」

僕の不安な表情を読み取ったのか、彼女は僕にはっきりと言いました。

「うん、僕も好きだよ。何だか他人のような気がしないと言うか、その、元々仲が良かったカップルみたいな感じがするんだ。大丈夫、きっと」

自分の不安を打ち消す言葉が自然に出てきました。

僕は部屋に鍵をかけ、そして彼女の髪の毛を横に掻き分けて、初めてのキスをしました。

柔らかで小さい唇がぴったりとくっつき、とても可憐な香りがしました。

その後僕と彼女は何回かキスをし、最後にDキスをして僕は彼女の制服を脱がせました。彼女の身体は、服の上から見られたものよりもはるかに小さく、僕がセックスをしたら折れてしまうのではないかと思う程に華奢でした。

スポーツブラを脱がすと、年相応には発達したであろう乳房が露わになり、全体の印象としては「少し胸の大きい小学生」といった感じでした。

ゆっくりとパンティーをずり下ろすと、ささやかながらもそこには一応の陰毛が茂り、その奥には女性器がちらちらと見えました。

僕はそれから手頃なマットを広げ、表面を軽く手で払ってから、そこに彼女を横たわらせました。

陰に置いてあったせいかそのマットは少し冷たく、背中をつけるとピクリと体を震わせていました。

僕はパンツだけを纏い彼女の横に添うようにして、再び彼女にキスをしました。

うっすらと汗ばんだ身体は、ジャングルに咲いたばかりの美しい花の様な匂いを放って、まるで逆に僕が誘惑されているかの様な錯覚に陥りかけました。

僕は唇、顎、首筋、肩と、キスから徐々に愛撫に移し、彼女の乳房に手をかけました。

一先ずアダルトビデオで観たように揉みしだき、そして彼女の小さな乳首を口に含み、舌の上で転がしました。

その瞬間、彼女は「ひゃうっ」と声を上げ、僕の背中に手を回しました。

ここが気持ちいいのか、と思った僕はそれから、彼女の乳首を中心に嬲りました。

暫くすると、彼女にかけていた脚の、股の部分に位置する所が潤滑するのを覚えました。

僕は体の位置を変えて、彼女の脚の間を見えるような形にし、ゆっくりと彼女の秘部に手を伸ばしました。

初めて触る女性器は柔らかく、まるで貝の様な形をしていました。僕はどうやって触ればいいのかわかりませんでしたが、取り敢えず名前と位置だけは知っているクリトリスを触ってみることにしました。

それらしいと思しき小さな場所を人差し指でつつと辿ると、彼女は体を捩じらせて、まるで可愛い犬の様に鳴きました。

その下の部分と合わせてさすったり、さわったりして、そして顔を近づけてみました。

むわりと漂う女性らしい匂いは、どんな香水にも劣りませんでした。

それはとても、小学生の様な彼女が発しているとは思えない香りでした。

次の瞬間、私は股間に顔を埋め、頻りに舌を這わせていました。理性がどこかに飛びました。舌が上下に動く度に襞がぷるぷると震え、彼女が声を漏らしました。そして彼女の奥から、ねっとりとした汁が溢れてきて、僕はそれに呼応するかの様に舌を突っ込みました。

彼女は「きゃっ」と声を荒げ、息使いもそれまでより荒く、激しくなりました。胸が上下するのが陰毛越しに見えました。

僕は突っ込んだ舌を上下左右に動かし、その度に彼女の反応が変化していくのがよく分かりました。

「あああああああああっ!」

彼女の興奮は最高潮に達し、僕の顔に何か温かいものが降りかかりました。彼女は潮の様な物を吹いていました。

「えっ? えっ?」

彼女は状況が読み込めませんでした。

「これは潮吹きって言って、君が感じている証拠だよ」と震える声をかけ、優しく土手の所にキスをしました。

まるで自分でない何者かが彼女の相手をしている様でした。

何と言えばいいのか、恐らく僕の欲望です。僕は突然欲望にさらわれて、コンドームを付けるのも忘れて、自分の屹立したものを彼女に挿入しました。

もう少し優しくしておけばよかった、等のことも考えれません。性的興奮を貪る鬼になっていました。

「ふぐっ」と声を上げ、彼女は腹部に手を当てました。当然です、突然奥まで挿れたのですから。

それから僕は彼女の事を忘れ、ただひたすらに腰を振りました。

彼女は徐々に泣き顔になっていき、僕が絶頂に達した頃には顔は涙でぐちゃぐちゃになっていました。

僕は彼女の中に出し、陰部を彼女の制服にこすりつけて綺麗にし、自分の制服を身に纏うと、マットに顔を埋めてすすり泣く彼女を背に部屋を出ました。

帰り道、ようやく冷静になれた僕は罪悪感でいっぱいになり、気が付くと涙を流していました。僕は最低で、彼女を苛めた人と大差の無い事をしました。さらに、僕は築き上げた彼女の唯一の信頼を、木端微塵にしてしまいました。それ以来、僕は誰ともセックスをしていません。自分の中の鬼が出て、どうしようもなくなるからです。彼女のことなど考えず、己の性欲に走ってしまった、ある初夏の日の出来事です。

それ以来、彼女を見ませんでした。

会えば酷いことになると分かっていましたが、どうしても気になって2年の教室に探しに行きました。

しかし、彼女はおろか、その名前さえも発見できませんでした。彼女は一体誰だったんだろう、という疑問が頭をもたげました。

夏休みはお盆の二日目、僕は家でアルバムを紐解いていました。

彼女を、「ちあき」と名乗ったあの少女を僕はこの家で見た記憶がありました。

さらに言えば一緒に生活していたような気もしていました。

僕は歴史を遡る様にアルバムを逆に読みました。ふと一枚の写真に目が行きました。葬式の写真でした。

そこには両親と僕が写っていますが、僕はその記憶が全くありませんでした。不思議に思ってもう1ページ遡ると、そこには「ちあき」と名乗った彼女の姿がありました。

やはり華奢な体に少し大きな胸、そして写真の奥からでも香ってきそうな清潔感。彼女に間違いありませんでした。

喫茶店で撮られた写真には僕も写っており、写真の下には、「千晶、最後の写真、弟の○○と」と書かれていました。

その日僕は初めて、自分に姉がいたことを知り、そしてひょっとしたらあれは姉ではなかったのだろうか、と、また別の不思議な罪悪感を抱きました。

遠くで鳴り響く盆踊りの音が、一層そんな気分にさせました。

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